小倉駅を中心としたにぎわいづくりを目的に市が取り組む「南北連携事業」の一環で12月26日、間寛平さんやよしもと芸人らが小倉駅から魚町銀天街をパレードした。時ならぬ有名人の出現に騒然とし、一行は詰め掛けた市民から熱い声援を浴びた。

「チーモンチョーチュウ」「レモンティー」「パジャマファーム√13」と北九州市立大学学生らで出陣式

　間さんは「アメマ～」などのギャグを交えながら、お笑い芸人の「チーモンチョーチュウ」や「レモンティー」、地元アイドル「パジャマファーム√13」らとともに「あるあるYY劇場」（北九州市小倉北区浅野2）の「ゲツモクLIVE」リニューアルPRを行った。

　パレード後、小倉経済新聞の単独取材に応じた間さんは「他のイベントでも見掛ける追っ掛けのおじさんや、足腰の弱そうなおばさんもパレードに付いてきた。小倉の人は明るくて大阪っぽい」と小倉に対して好印象の様子。「いまでこそ知らない人は少ない『新宿ルミネ』は立ち上げ当初、そこでお笑いライブが行われていることを誰も知らなかった。知名度アップに数年は苦労した」と振り返り、「あるあるYY 劇場にも、頻繁に来て応援したい」と話す。

　芸歴45年を超える間さんは、これまで借金苦や仕事上のトラブル、「アースマラソン途中の前立腺がん発見」など、多くの困難を「そのたびに先輩や友人から手が差し伸べられ」乗り越えてきたという。「現在64歳。これまで授かったご縁をお返しするタイミング。この劇場を一生懸命に支える」と意欲を見せ、「北九州で、これまでに誰もやっていないことを発表する」と企画中のプロジェクトをほのめかす一幕も。

　「ゲツモクLIVE」は、毎週月曜～木曜の19時開演。入場無料。