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元高校教諭が「小倉サイエンススクール」開校 未来のノーベル賞学者輩出目指す

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 西小倉駅前に7月2日、小学校5・6年生を対象にした科学学習塾「小倉サイエンススクール」(北九州市小倉北区室町2、TEL 093-592-0477)がオープンする。

「マイスナー効果」で磁石を浮かせる実験

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 今春、31年間務めた高校教員を退職した元・化学教諭の山口順司さんが校長を務める同スクール。約20坪の建物内に、塩酸、硝酸などの薬品、液体窒素、ビーカー、フラスコなどの実験用機材・教材をそろえる。山口さんは「化学・物理・生物・地学4分野の実験や観察を通じ、『科学っておもしろい』と興味を持つきっかけになれば」と話す。

 授業は1コマ90分。内容は、「マイスナー効果」を利用した磁石を浮遊させる実験、木炭とアルミニウムで電池を作る実験、顕微鏡で池や海に住む微生物の観察など。

「学校では時間や設備の制限で行えないことを掘り下げていく。実験を通じて好奇心を呼び起こすことは、科学だけでなくほかの勉強にも役立つ」と山口さん。

 「科学への興味を持つ原点である小学校では授業に割かれる時間が年々減っている」とも。「かつては日本から多くの科学者を輩出したが、近年は科学分野での日本の評価は低い。ここから将来のノーベル賞受賞者が巣立ってくれれば」と期待を込める。

 6月13日・14日は、オープンスクール(10時~16時)を予定する。参加無料。

 営業時間は、木曜・金曜=17時~18時30分、土曜=9時30分~16時30分。入学金は1万円。授業料は月額2万円。

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