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小倉に複合商業施設「ビッコロ三番街」-カフェ・雑貨店・バーなど12店

同ビルのこれまでの事業で「50人程度の雇用も生まれている」とテープカットに先立つあいさつで話した北橋健治北九州市長

同ビルのこれまでの事業で「50人程度の雇用も生まれている」とテープカットに先立つあいさつで話した北橋健治北九州市長

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 小倉・魚町銀天街の「中屋興産ビル」(北九州市小倉北区魚町3)に6月15日、カフェやレンタルキッチン、スイーツ、雑貨店、占い、アパレル、バーなどが並ぶ複合商業施設「ビッコロ三番街」がオープンした。

現役大学生でオリジナルブランド「シーアンドミルズ」を立ち上げた中山千明さん

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 約500平方メートルのワンフロアを5~30平方メートルの12ブースに小分けし、「初めて店を出す人や開業間もない人」(同施設スタッフの大神さん)向けに貸し出した。同銀天街内の家賃相場は依然高水準で、小規模事業者が気軽に出店できる環境にない。一方、面積の広いテナントはドラッグストアなどのナショナルチェーンが専有し「どこと言って特徴のない商店街になりつつある」と危機感を募らせた、同商店街組合理事長で中屋興産ビルオーナーの梯輝元さん。

 「家賃を低廉にすることで起業しやすくした。ここで体力を養ってもらい、いずれ商店街内の他のテナントに移っていただく。そうした新陳代謝を繰り返すことで商店街に多様性が生まれ、魅力度も上がる」と期待を込める梯さん。現役大学生でアクセサリーショップ「シーアンドミルズ」を開業した中山千明さんは「もともと就職ではなく起業を目指していた。こうした施設の開業は自分の背中を押してくれた」と話す。

 施設全体の営業時間は10時~24時(各店の営業時間は異なる)。7月から通路を使っておでん屋台などの「露天」も出店予定。

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