JR下曽根駅近くのお好み焼き店「こはく亭」（北九州市小倉南区中曽根1、TEL 093-471-4442）が5月で22周年を迎えた。モデルとしても活動中の、2008年準ミス日本に輝く柴田恵里さんが店主を務める。

　カフェ風の外観は「女性一人でも気軽に来店していただけるよう、従来のお好み焼きのイメージにとらわれない」ことを意識したという。看板メニューは、ふんわりとした食感の「こはく焼き」（750円）。ソースは創業以来の秘伝のものを使う。そのほか、300度の高温で焼き上げる「溶岩焼き」（700円から）など、柴田さん自ら考案したアイデアメニューが並ぶ。

　柴田さんは大学卒業後の2007年、同店の経営を引き継いだ。「もともと内気で自分に自信が持てず、慣れない仕事に戸惑う日々を送っていた。何かをやり遂げたことがなく、これでいいのかと自問する日々だったが、相談に乗ってくれた母にミス日本コンテストへの参加を勧められた」と当時を振り返る。締め切り前日に迷いに迷って応募したミス日本コンテストは、それまで美とは無縁の世界にいた柴田さんにとって大きな挑戦だった。結果、2008年度準ミス日本に輝いた。

　柴田さんは「コンテストに出たこと、やり遂げることができたことが今の私の自信になっている。人のつながりの強さや面白さ、多角的な視点に気付くこともできた。これらを今後、店の経営に生かしていきたい」と意欲を見せる。

　営業時間は11時30分～21時。月曜定休。