「小倉祇園太鼓」開催期間中の7月16日・17日、小倉魚町の「魚町サテライト」（北九州市小倉北区魚町3）で北九州市立大学生による露店販売「魚町の小さな昭和－Show World」が行われる。

　同大学地域創生学群と地域共生教育センターが、「学生の社会参加」を目的に2010年10月に開設した同施設。在籍する学生が「小倉中心市街地の商店主や観光客にイベントや観光地情報を発信するスペース」として運営している。これまで、商店街と共同でチャリティーイベントや南九州市（姉妹都市）のPR、J2ギラヴァンツ北九州の応援など、商店街活性化のイベントを学生の視点から活動してきた。

　同イベントでは、学生たちが浴衣や法被姿で、駄菓子やラムネ、スーパーボールなどのおもちゃ販売を行う。売上目標は13万円。

　運営スタッフの岡本凌祐さん（1年）は「老若男女、誰でも懐かしく感じることができる『昭和』を再現することで幅広い人々と交流をしたい」と話した。山崎望生（みき）さん（1年）は、「単なるアルバイトで経験を積むのではなく、こうした社会参加で経験を積むことが、実社会に出たときに役立つ」と話す。

　売り上げの一部を義援金として東日本大震災被災地へ送るほか、募金箱も設置する。開催時間は15時～20時。問い合わせは魚町サテライト（TEL 093-513-8282）まで。