小倉のセレクトショップ「ロビンズ」（北九州市小倉北区船場町5、TEL 093-521-1781）が東京・お台場で開かれた「プレミアムインセンティブショー春2012」に出品した「フェルト製ノベルティバッグ」が「女性向け販促品コンテスト」で準大賞を受賞した。

ロビンズが手掛ける「フェルトバッグ」。

　同店は2010年から、香港や中国本土のメーカーと協力して、「廃棄後は完全に土に返る」という「不織布エコバッグ」のノベルティ開発に取り組み始めた。その後、インドのメーカーと「麻」「帆布」、ヨーロッパのメーカーと「フェルト」素材を使ったバッグ開発を手掛けている。

　来場した企業の販促担当者やバイヤーの投票によって審査された同コンテスト。受賞に当たり、社長の池浦博文さんは「フェルト特有の素材感を生かしたデザインが評価されたのでは」と推察する。

　これまで不織布や麻のバッグの納入実績は多かったが、2011年のヨーロッパ視察で「フェルト素材で感性の合うデザインを提供するメーカーと出合った」ことがきかっけとなった。帰国後、取引先に打診したところ「反応も上々だった」ため、日本での代理店契約を獲得、今回の展示にこぎ着けた。

　初めて同ショーに参加した結果、「200社を超える企業と商談できた。ショー終了後に早速引き合いの電話もあった。まずまずの結果」と池浦さん。「いろいろな素材で日本人の感性に合うデザインやテイストを提案できるのが強み。企業のノベルティ需要や大型文房具店向けに、コストパフォーマンスの高い商品を提供していく」とも。