小倉北区を中心としたまちなか各所で「小倉祇園太鼓」の練習が始まり、7月12日には映画「アベンジャーズ」のキャラクター「アイアンマン」が飛び入り参加した。

子どもたちに混じって小倉祇園独特の太鼓のリズムに苦闘するアイアンマン

　小倉の夏の風物詩として知られる小倉祇園は1日から路上や路上での練習が解禁され、この日を境に町中で太鼓の練習音が響き渡る。前日から小倉入りしていたアイアンマンは「魚町銀天街」各所で通行客らと写真を撮るなど映画のPRに奔走。「京町」の太鼓練習に訪れると、子どもたちに混じって数分間太鼓をたたいた。同商店街理事長の辻利之さんは「突然現れたので驚いたが、子どもたちのいい思い出になったと思う」と話す。

　小倉祇園太鼓の今後のスケジュールは、繁華街を各町の山車（だし）が練り歩く「宵祇園（よいぎおん）」＝7月17日、約100チームが披露する「太鼓競演大会」＝18日、山車で引かず据えた太鼓で技術を競う「据え太鼓競演会」＝19日11時～14時30分、山車90台約4000人が太鼓をたたき続ける「廻（まわ）り祇園」＝同18時30分～20時30分など。