小倉・中井の洋風食堂「キッチン・あらえびす」（北九州市小倉北区中井1、TEL 093-592-5539）がオープンして4カ月を迎える。オープン日は5月1日。

「若鶏の空揚げ定食」750円。

　店舗面積は15坪、席数は16席。店主の高橋孝一さんは約20年間、各地のレストランや中華料理店で料理人やホールスタッフとして経験を積んだ。「40歳を迎え、このまま働き続けるよりも、そろそろ独立する時期と考え開業した」という。

　現在は、サラリーマンを引退した両親と共に家族経営を行っている。一緒に働く父親は当初、「会社勤めのほうが安定」と開業を反対したが、「家族が一緒に働けることが素晴らしい。コストの面でも助かる」と高橋さん。「経営はかなり厳しいが、家族一丸で不況の波を乗り切りたい」と話す。

　「ご飯のおいしさには定評がある。親戚の農家から安全・安心な米を毎月仕入れている。定食のご飯は2杯目までお代わり無料で提供している」と高橋さん。「4カ月たち、リピーターも定着し始めた。イタリアンの経験もあるので、今後メニューのバリエーションも広げ、幅広い客層に対応していきたい」と抱負を話す。

　主なランチメニューは、「若鶏の空揚げ定食」「塩さば焼き定食」（以上750円）、「煮込みハンバーグ定食」「ロースカツ定食」「豚しょうが焼き定食」（以上850円）、「かにクリームコロッケ定食」（950円）など。夜は、「若鶏の空揚げ」（450円）、「煮込みハンバーグ」（550円）のほかに、「自家製野菜のピクルス」「自家製鶏胸肉のハム」「ラタトウィユ」（1皿250円）など、「お酒に合わせて楽しんでいただきたい」と小皿メニューも用意する。

　営業時間は、11時30分～14時30分、17時30分～21時。日曜定休。