小倉経済新聞の2021年上半期PV（ページビュー）ランキングは、ど派手な衣装で知られる「北九州の成人式」の記事が1位と2位を独占した。

　感染防止対策として、地区ごとに出席者を分けて2部制で開催した成人式には、「昨年より約2000人以上少ない約5000人が参加した」（市発表）。ど派手な衣装に身を包む新成人の姿も少なめだったが、奇抜なリーゼント姿や、名前が染め抜かれた横断幕などが目立った。

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 小倉の貸衣装店「みやび」　「ど派手成人式」着付け続々と（1/10）
2. コロナ禍敢行、北九州の成人式　大雪でも「ど派手衣装」（1/10）
3. 北九州にグランピング施設　「星降る平尾台」をテーマに（4/1）
4. 悠仁さまが入選　北九州市「子どもノンフィクション文学賞」（3/12）
5. 小倉都心部「勝山公園」で雪遊び　スノーボーダーも（1/9）
6. 小倉にラーメン専門店「あんてい」　21歳店主が「母の涙で」一念発起（4/20）
7. 新フェリー「それいゆ」船内を公開　新門司と横須賀結ぶ（6/29）
8. 小倉に「ハイカロリー」ハンバーガー専門店　週に1回「高カロリー」を提唱（1/26）
9. 悠仁さまがオンライン授賞式出席　北九州「子どもノンフィクション文学賞」（3/20）
10. 小倉の老舗お好み焼き店「いしん」移転　地下から地上へ（1/13）

　コロナ禍でアウトドアやキャンプがブームとなり「グランピング」にも注目が集まった。「平尾台自然の郷」（北九州市小倉南区平尾台1）内に出来たグランピング施設は、満天の星空を眺められる立地に加え、テントのインテリアデザインや地元食材をふんだんに使った料理にも関心が寄せられた。

　秋篠宮悠仁さまが「北九州市子どもノンフィクション文学賞」に作文を寄せ、入賞に至った記事では「佳作入賞」と「表彰式にオンライン参加」したことを伝える記事の2本がランクインした。

　ほかに、珍しい雪景色となった小倉都心部「勝山公園」（小倉北区城内3）の様子を伝える記事や、フリーターから一念発起してラーメン店「あんてい」（小倉北区朝日ケ丘3）を開業した若き店主、パテ10段重ねのハンバーガーの「ハイカロリーキングバーガー」（小倉南区徳吉1）、20年以上雑居ビル地下で営んできたお好み焼き店「いしん」（小倉北区魚町3）が地上で営業再開など、特徴ある記事が並ぶ。

　6月29日に伝えた「新門司～横須賀を結ぶ新フェリー」は、約950キロメートルを約21時間で高速航走することも注目されている。